コメックプロの新製品発表会/タイワ精機

㈱タイワ精機(石仙博男社長・富山県富山市関186)は5月27日、本社で新型業務用精米機「COMEC PRO SERIES(全3機種)」の新製品発表会を開催した。全国から特約店・販売店が集まり、約10年ぶりとなるフルモデルチェンジ機の機能を確認した。同社独自の技術で米のうまみ層を極限まで残す新製品は、生産者や米穀事業者のブランド化や高付加価値化につなげる〝次世代精米機〟として紹介された。当日は3機種の実演が行われ、参加者は精米の工程を食い入るように見守った。 新製品発表会に先立ち、挨拶をした石仙社長は、販売店をはじめとする関係者の日頃の支援に感謝を述べたうえで、「今回の精米機は単なる新製品ではない。現場での使いやすさや効率、そしてこれからの市場ニーズを見据えて開発した。単に精米するだけではなく、おいしさを追求した精米機となっている」と強調。「皆様と共に市場を広げ、新たな価値を生み出していきたい」と語った。
続いて営業部の北野正仁部長代理が新シリーズのコンセプトを説明した。北野部長代理は、「新製品のコンセプトは、『精米によって新たな価値とブランドを創造する』」とし、従来の精米機とうまみ層を残す新製品の違いを説明した。
また、「品質や機能性のみならず、『農業を、もっとカッコよく』をコンセプトに、精米機のブランドイメージや設置時の存在感まで意識して開発した」とデザイン面における並々ならぬ思い入れを語った。
続けて新製品の販売先である米の生産者、米卸、小売店、消費者の要望を満たす商品として、まさにCOMEC PRO SERIESがうってつけであると北野部長代理は力説した。まず、生産者においては、「誰が作ったか」「どんなこだわりか」「どんな味か」がブランド力の鍵となっている。
米卸は従来の玄米を集荷して流通する役割から大きく変化し、白米商品の高付加価値化に力を入れており、精米品質、商品提案力、ブランド力をもつ業者ほど競争力を高める流れが強まっている。小売店は米の味にこだわる顧客のリピートや口コミを意識する。そのため米の高級感やこだわりをアピールし、店のブランドイメージの向上や販促活動を狙っている。
一方、消費者においてはよりおいしい米、高品質の米、安心・安全な米への関心が高まっている。このような精米機を取り囲む市場の背景から、ブランド戦略の1つとして、米の付加価値を高める鍵となるのが「うまみ精米」であり、北野部長代理は、「これを実現するのがCOMEC PRO SERIESに他ならない」と力を込めた。
プレゼンのあと、参加者は3つのグループに分かれ、担当者からの説明を受けながら、CA─100U(10馬力精米機)、CA―200U(20馬力精米機)、MPCA―100U(10馬力石抜精米機)の実演を注視した。これら次世代精米機により精米された米を見ると、過度に削り過ぎない自然な白さに仕上がっているのが印象的だった。
また、実演した同社の従業員が精米機の機体カバーを難なく取り外しながら内部構造を説明し、各種部品も容易に取り外していたのも印象に残った。これはロール交換、網交換、清掃、異物除去、点検など、日常のメンテナンスがしやすい構造であることが一目瞭然であり、整備性の高さがうかがえた。
参加者は実演する従業員に質問を交えながら新機能や操作性を熱心に確認し、米の高付加価値化時代を見据えた新シリーズの実力と可能性に見入っていた。実演の終了後は普通白米とうまみ白米を食べ比べ、うまみ白米の自然な甘さとコクを堪能した。






