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令和8年6月8日発行 第3601号 掲載

5月29、30日、大分県日田で林業・環境機械展

 「2026林業・環境機械展示会in日田」が5月29、30の両日、大分県日田市大山町のリタプラスサービスセンターで開催された。主催は同展示会実行委員会(事務局・リタプラス)。後援は大分県と一般財団法人日本森林林業振興会。展示会では林業・環境機械を取り扱うメーカーや販売会社と合同で、林業関係者に向けて林業・環境・環境負荷低減資材などを幅広く提案した。
 同展示会では、㈱リタプラス、イワフジ工業㈱、コマツ、住友建機㈱、ヤンマー建機㈱、㈱アグリフォレストマシーン、㈱加藤製作所、日本トレクス㈱、アートジャパン㈱のほか、㈱ファナージャパン、上道キカイ㈱も自慢の製品を紹介した。
 2日間とも晴天に恵まれ、九州の林業関係者を中心に、多くの来場者で賑わった。会場には最新ハーベスタの他、フォワーダ、ベースマシンなど多種多様な製品がずらりと並んだ。特にテレスコピックアーム、チッパー、高積載ドローンの実演は注目の的となった。
 生物多様性に配慮した環境負荷低減商品も紹介。環境にやさしい取り組みを重視するリタプラスは、生分解性チェーンオイルをアピールした。
 熊本県人吉市から来場した㈱大林業の永田大樹代表は「普段使っていないメーカーの機械を見ることができた。それぞれ試乗をして性能を確認した。実際に丸太を掴むことができれば、もっと良い」とコメントしてくれた。
 会場では両日、「ハーベスタメンテナンス研修会」を開催。▽運転と日常点検・メンテナンス勉強会▽ストロークハーベスタとローラーハーベスタの比較▽新型ハーベスタ・ICT機能付きハーベスタの紹介―を実施した。実機の前でハーベスタの特徴を確認。リタプラスの担当者の解説に、参加者が熱心に耳を傾けていた。
 30日、日田市大山文化センターで講演会を開いた。テーマは「生物多様性と林業の可能性―自然資本を高める林業」。
 一般社団法人日本森林技術協会の小島孝文理事長は「ネイチャーポジティブ時代の林業の役割 自然を回復する産業への転換」と題して講演。小島氏は「ネイチャーポジティブを実現させるには、林業の役割が不可欠。森林経営の価値が適切に評価され、木材価格に反映される仕組みが必要だ」と指摘した。
 three tree(和歌山県)の中島彩代表は、持続可能な林業の確立に向けて、互いに学び合う関係性づくりが大切だと強調。「林業は自然に寄り添っていく仕事。森林所有者が次世代に残したいと思える山づくりをしていかねば」と話した。
 ㈱日田中央木材市場の諌本憲司代表取締役は「生分解性チェーンオイルの導入について」と題して講演。日田中央木材市場の概要を説明した後、生分解性と鉱物性のチェーンオイルの価格や特徴の違いなどについて説明した。
 最後にリタプラスの藤川靖治社長が挨拶に立ち、「日本の林業を足もとから支えるパートナーとして、豊かな林業を次世代へつないでいくことが私たちの使命だ。世界中の最新技術・情報を積極的に取り入れながら皆様に価値ある提案をし、信頼されるパートナーであり続けたい」と話して会を締めくくった。

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