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令和8年6月22日発行 第3602号 掲載

7月に新技術集うGPEC、新会長に安岡氏/施設園芸協会が8年度総会

 一般社団法人日本施設園芸協会は5日、KKRホテル東京で令和8年度定時会員総会を開催、令和7年度事業報告及び決算、8年度事業計画及び予算、任期満了に伴う役員の選任などを審議し、全て了承した。総会後の理事会で役職を決定し、新会長に安岡澄人氏(元農林水産省消費・安全局長)が就任した。大出祐造前会長(㈱誠和)は副会長に就任した。安岡会長は「施設園芸の更なる発展のために全力を尽くしていきたい」としつつ、7月のGPECへの積極参加を呼び掛けた。8年度は新規の農林水産省の補助事業でスマート施設園芸展開推進、花粉交配用昆虫の安定利用普及啓発などに取り組む。
 新役員体制では、新任の役員として会長に安岡澄人氏(元農林水産省消費・安全局長)、副会長に大出祐造前会長(㈱誠和)、理事に大槻和史氏(OATアグリオ㈱)、加藤久巳氏(東海物産㈱)、柴田幹夫氏(AGCグリーンテック㈱)、長井匡生氏(タキロンシーアイ㈱)、三浦慎一氏(トヨタネ㈱)、監事に近藤了裕氏(㈱サカタのタネ)、田中徹也氏(シーアイマテックス㈱)が選任された。また、再任では副会長に石黒信生氏(イノチオアグリ㈱)、福田晴久氏(ネポン㈱)、常務理事に藤村博志氏(一般社団法人日本施設園芸協会)が選ばれた。
 令和8年度の事業計画では農林水産省補助事業として新規でスマート施設園芸展開推進事業、花粉交配用昆虫の安定利用普及啓発事業に取り組むほか、継続で施設園芸等燃料価格高騰対策、農畜産業プラスチック対策強化事業などを進める。また、プロパー事業として7月15―17日に都内で施設園芸・植物工場展2026(GPEC)、9月10―11日に熊本県にて施設園芸新技術セミナー・機器資材展(地域セミナー)を開催する。その他、施設園芸の将来像に係る懇談会を開催し、中間取りまとめを行うほか、施設園芸技術講座や海外・国内の園芸施設現地研修、プラスチック資源循環促進等も推進する。
 総会・理事会後の懇親会にて、安岡新会長が新任の挨拶を行い、施設園芸をめぐる現状は厳しい状況にあり、今後のことを考えると転換期にあると説明。こうした時分に会長に選任され非常に身の締まる思いであると述べ、副会長や理事、会員企業の声をしっかり聞いて施設園芸の更なる発展のために全力を尽くしていきたいなどと語った。そのうえで、7月のGPECは施設園芸の今の取り組みや課題解決策を国内外に発信する良いショーケースの場になるとして、積極的に参加してほしいと希望を述べた。
 総会冒頭に挨拶した大出会長は、中東問題を踏まえて、高コストな施設園芸の現状を抜本的に見直して、生産から流通、消費に至るあらゆる過程でこれまでの慣習を見直す必要があると述べた。施設園芸に関わる共通課題の解決に向けて我々協会がさらにその役割を果たしていかなければならないと力を込めた。

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