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令和8年6月22日発行 第3602号 掲載

鋤柄農機:不耕起V溝直播機/AGTS特集

 鋤柄農機㈱(鋤柄忠良社長・愛知県岡崎市矢作町字西林寺38)の不耕起V溝直播機は、高速作業で大面積の播種が可能なため、規模拡大を目指す担い手や大規模農家から好評を得ている。
 同機では、愛知県農業総合試験場が開発した、水稲の不耕起V溝直播栽培を行うことができる。
 同栽培法はV字型の溝を切り、種籾と肥料を同時に播くことで育苗と田植え作業を省略でき、中干しも不要となる省力稲作技術。従来の移植栽培に比べ労働時間の30%削減や、作業期間の分散ができることから、栽培面積の規模拡大が可能となるため、担い手や大規模農家を中心に導入する人が増えている。
 不耕起V溝直播機は、ロータリー軸に作溝輪を20㌢間隔に装着して、強制駆動でV形の播種・施肥溝を切る。中央部に設けた接地輪で播種・施肥部を駆動するため、作業速度が速くなっても播種・施肥量は変わらない。播種・施肥量の調節は横溝ロールの開度調節で行い、種子・肥料はV溝に播種ホースで案内し混合されたものを播く。
 覆土は、チェーンの端末につけた重錘をV溝の上を引きずって、V溝内に少量の土を落とす。播き終わりの工程で条数の端数が生じた場合は、重複する条数の種子・肥料の繰り出しを止めること可能。V溝の深さが保たれている間は、鳥害を抑えることができる。
 オプションの補助ホッパーにより種籾や肥料の容量を3倍に増やすことができ、ステンレス製でサビに強い。無補給で播種できる面積が大幅に広がったことで、作業の効率化、省力化へのさらなる貢献が期待できる。

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