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令和8年6月29日発行 第3603号 掲載

パックご飯設備を新発売/サタケ

 ㈱サタケ(松本和久社長・広島県東広島市西条西本町2の30)は1日、美味しさに加え、炊飯工場や中食・外食産業が抱える物流コストの増加や廃棄ロス、人手不足の課題解決に対応可能なパックご飯設備「SILK DELI(シルクデリ)」を新発売した。「SILK DELI」は、1・2気圧・106度Cで炊飯するサタケ独自の業務用加圧式IH炊飯設備「SILK」を採用したパックご飯設備。炊き立てのような美味しさを維持したまま長期保存が可能なパックご飯の製造を実現した。また、炊飯工場や中食・外食産業が抱える経営的課題の解決にも貢献する。
 その特徴と導入メリットは、①美味しさと多様な商品展開を実現(1・2気圧、10度Cの高圧・高温炊飯による)=パックご飯でありながら「ふっくらとした炊き立ての美味しさ」と「しっかりとした粒感」を実現。釜で炊飯したご飯をパックご飯に包装して殺菌するため、釜ごとに異なる商品アイテムを同時生産することができ、小ロット多品種に対応可能。炊飯後に殺菌を行うため、付加価値の高い商品開発が可能。白飯と味付き飯を同一ラインで製造できるため、多様な商品展開が可能。おむすび型容器や大容量パックなどの対応も可能となり、消費者の選択肢拡大に寄与②商品配送・保管コストの削減=スーパーやコンビニエンスストアで販売されているご飯商品の多くはチルドまたは冷凍品のため、炊飯工場は冷凍・チルド専用の配送車およびドライバーを自社で手配する必要があり、一般的な宅配便の活用が困難。また、中食・外食産業では、商品の保管に冷蔵・冷凍設備が必要となり、設備投資や電気代といったコスト負担が課題となっている。SILK DELIにより製造されたパックご飯は常温流通が可能となるため、配送手段の柔軟性が高まり、物流コスト削減。また、中食・外食産業では製品を長期間常温保管でき、必要な分だけ必要なタイミングで加熱して提供できるため、冷蔵庫・冷凍庫の設置や運用が不要となり、設備費および電力コストの削減に寄与。
 ③廃棄ロスの削減=炊飯工場では、天候や地域イベントなどを考慮し、コンビニエンスストアやスーパーからの需要を予測した上で、日々の生産量を現場判断で決定している。そのため、生産過多によるロスや需要増に伴う追加生産対応が発生しやすく、現場負担の増大につながっている。SILK DELIによって長期保管が可能となることで、需要予測に依存しない計画的な生産体制の構築が可能。生産の平準化が進み、現場負担の軽減に加え労働安全性の向上にも寄与する。SILK DELIによるパックご飯は、長期保存が可能でありながら、加熱することで炊きたてのような美味しさを再現できる。これにより、必要なタイミングで必要な分だけ提供できるため、中食・外食産業における廃棄ロスの削減が期待できる。
 ④人手不足への対応=冷凍・チルド配送には専用車両およびドライバーの確保が必要で、物流分野における人材不足が深刻化している。SILK DELIは常温流通に対応することで、一般の運送会社の活用が可能となり、自社での配送体制構築の必要性が低減。これにより物流面での人材依存度が下がり、効率的な運用が実現できる。コンビニエンスストアなどの店舗では、日常的にご飯商品を陳列・補充しなければならず、24時間365日体制での人員確保が必要なため、人手不足が課題となっている。常温での長期保管が可能なSILK DELIであれば、商品の回転状況に応じて必要な分のみ補充する運用が可能。これにより店舗スタッフの作業負担を軽減し、省人化に貢献する。
 SILK DELIの販売先は、包装米飯製造販売会社、米飯製造販売会社など。メーカー希望小売価格はオープン価格となっている。

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