仏・スタートアップに出資/クボタ

㈱クボタ(花田晋吾社長)は24日、欧州統括子会社であるKubota Holding EuropeB.V.(KHE:本社オランダ)を通じ、フランスのスタートアップ企業UV Boosting社(UV Boosting)に追加出資したと発表した。今回の追加出資により、UV Boostingとの協業を一層強化する。
この背景とねらいについて、同社は次のようにコメントしている。
欧州では、化学農薬の使用量を削減するソリューションなど、環境負荷の低減と持続可能な成長の実現に向けた技術の導入が強く求められている。こうした背景のもと、クボタは2024年にUV Boostingに出資するとともに、同社との協業を通じて実証、検証を重ね、本年よりクボタの販売網を通じて同社製品の本格的な販売も開始している。
UV Boostingの紫外線照射技術は、短波長の紫外線を植物の葉に照射することで、サリチル酸などの植物ホルモンの分泌を促進し、植物自身の病原体に対する抵抗力を高める。ワイン用ブドウ、果樹、野菜など幅広い作物に適用可能な汎用性の高いソリューションであり、病害の抑制や農薬使用量の削減に加え、霜害や干ばつといった環境ストレスへの耐性向上も期待される。とくにブドウ園および果樹栽培において高い効果が期待されており、第三者機関による実証試験では、ブドウ園での病害発生率を40%低減し、収穫量を13%向上させる効果が確認されている。
このたび、欧州におけるUV Boostingとの協業関係をさらに強化するため、KHEを通じて同社に追加出資した。
クボタはUV Boosting製品のさらなる拡販を通じて事業成長を加速し、農業生産者が抱える病害対策や環境負荷低減といった課題の解決に貢献するとともに、持続可能な農業の実現を推進していく。
〈UV Boosting社の概要〉
▽社名=UV Boosting SAS▽代表者=Baptiste Rouesn▽事業内容=植物用紫外線照射装置の開発・製造・販売▽本社=フランス共和国、サン=ノム=ラ=ブルテッシュ






