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令和8年6月29日発行 第3603号 掲載

農家をまるっとサポート/新潟クボタが夏の展示会

 ㈱新潟クボタ(吉田丈夫社長・新潟市中央区鳥屋野331)は19―21の3日間、ハイブ長岡において夏の展示会「新潟クボタまるっとフェスタ2026」を開催。
 3日間で計4319人が来場し、成約合計は98台となった。20日には㈱クボタの鶴田慎哉EO農機国内本部長が応援に駆け付けた。
 今回の展示会の狙いは、①幅広い商品ラインアップの展開として、農業機械だけでなく、同社各事業部のオススメ商品を集め、トータルソリューションを実現することに加え、提案力・連携力を発揮して顧客ニーズに丸ごと応える②スマート農機の拡販として、省エネ対策の一環としてアグリロボの拡販や自動操舵の普及促進とともに、KSAS活用率UPにつなげる―の2つ。これを柱に会場づくりを行った。
 会場入口付近にロボット農機各種と自動操舵、KSAS、直播関連製品とともに、4月から取り扱いを開始したNTTeドローンを含むドローンなどのスマート農業コーナーを設置。
 その奥に農業施設や施設園芸関連製品を大々的に展示した農用施設コーナー、新潟クボタオリジナルの農機用特別仕様の小型トラックや軽トラ、小型ショベルなどを陳列した車両・建機コーナーを配置した。
 また、KSASのMY農機で可能となる農機診断を通じた稼働時間の見える化など各種サービスについての説明を含む、アフター全般をサポートした整備・部品コーナー、その他、米穀や肥料・農薬などの資材コーナー、屋外に並べられたトラクタコーナー、会場2階の特別会議室に設けた耕うん機コーナー、同社の仕事紹介ブース(20、21日のみ開催)、営農相談窓口などに加え、関連メーカー約60社が出展した。密度が高く、内容の充実した展示会となった。
 農業施設コーナーの担当者は「前年より施設の動きが良い。今回展示した農業倉庫も売り先が決まっている」と述べ成果が表れている。
 また、お米の寄付を継続してきたフードバンクを通じ、新潟クボタに企業としての興味を持つ就活生も出始めているそうだ。
 親子で会場に足を運んだ南魚沼市で稲作を中心に営む兼業農家の70代男性は「いつも目にするような農機だけでなく、小物も色々あるし、普段、見かけないようなものも多くて、とても面白かった。飲み物の交換券もあって、来場者へのちょっとした心配りも感じられて、そこも嬉しい」との感想を述べた。
 取材に応じた吉田社長は、「昨年は農機の展示にこだわって、農機に特化した展示会を行ったが、今回の展示会の『まるっとフェスタ』は、昨年の米価上昇で農機需要が良く、展示機の台数を確保することが難しい中、それを逆手に取った展示会とした。米穀・農業資材、車両特販、農業施設と農機以外の事業部門を中心に広い面積を取って提案し、サービスも含めた新潟クボタの総合力を『まるっと』という言葉に込めた」と説明。
 そして「コロナ禍以降、農機に限らず、潤沢な在庫があって、いつでも納品できるという時代ではなくなった。米価の影響で農機需要の高まりも手伝って、例年に比べても受注が早まっているように感じる一方、生産者からはまだまだ投資に前向きである印象を受けた。しかし、この特需もいずれは終わる。山高ければ谷深し。谷がいつどんな形でできるのか気になり始めている。アグリロボは年内に累計で100台に到達するものと思われる。地方の人口減少が継続することは間違いない中、農業人口も減少する。その解決策の一つにロボットがある。県との実証で労働軽減だけでなく、1割程度の省エネにもつながることがデータとしてわかったので、その点も含めてPRしていきたい。今年は上期でどこまで受注して、受注をいかに落とさないか。どれだけ来年の売上げを確保していくかを見据えて旗を振っていきたい」などと語った。

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