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令和8年6月29日発行 第3603号 掲載

暖地型の新品種紹介/日本芝草学会が春季大会開催

 日本芝草学会(赤嶺光会長・琉球大学教授)は19―21の3日間、東京都世田谷区にある東京農業大学世田谷キャンパスを主会場に2026年度春季大会を開催した。「芝生の効用を高めるために─持続可能な社会への貢献に向けて─」を大会テーマとして掲げ、芝生の活用に今後何が問われ、求められてくるのかを部会、シンポジウム、研究成果発表から探った。
 春季大会は、19日に行われた埼玉スタジアム2002と熊谷ゴルフクラブを視察地とする現地見学会でスタート。2日目の20日は、東京農大世田谷キャンパスに会場を移して、午前中のゴルフ場部会「部会設立20年を経過して―その後の10年を振り返る」、クロップライフジャパンセミナー「食料安全保障および農薬の適正使用における作物保護産業の取組み」、校庭芝生部会「日本芝草学会校庭芝生部会の活動を振り返る」に引き続いて、午後に総会、公園等芝生管理ガイドライン委員会進捗報告と「近年の猛暑で注目される国内で入手可能な新品種暖地型芝草の紹介」を総合テーマとしたシンポジウムを開催した。
 シンポジウムでは、東洋グリーン㈱の木村正一氏(東京農業大学客員教授)による「世界で分類される暖地型芝草の紹介」に続いて、「各社の品種紹介」として、㈱杉澤緑地の杉澤幹生氏がバミューダグラス「タマホ31」、㈱チュウブの魚住保幸氏がバミューダ「ティフタフ」とゾイシアグラス「FOX」、タキイ種苗㈱の秋山貴紀氏がセンチピートグラス「ティフ・エリート」について説明。
 また、黒石原産業㈱が取り扱っているゾイシアグラス「ヒーリンググリーン」と「今回紹介されなかった現在流通する暖地型芝草品種」を春季大会運営委員長の外木秀明氏が報告。
 この後総合討論を行い、ゾイシア系を中心とした暖地型芝草の課題と今後を展望し、最新の技術情報として発信、共有した。
 また、総会では、名誉会員授与式(小笠原勝氏)をはじめ、日本ゴルフ場関連事業協会からの寄付金授与、NPO法人育てる芝生─イクシバ・プロジェクト(代表・尾木和子氏)への日本芝生文化大賞の表彰式なども行われた。

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