燃料材利用を推進/日本木質バイオマスエネルギー協会が定時総会

一般社団法人日本木質バイオマスエネルギー協会(酒井秀夫会長)は23日、都内墨田区のKFC Hall&Roomsで、令和8年度定時総会及び講演会「日本林業から見た木質バイオマスのエネルギー利用」(一般社団法人日本木材輸出振興協会会長・山田壽夫氏)を開催した。総会では、第1号議案・令和7年度事業報告及び決算、第2号議案・役員の選任を審議し、全て可決、承認した。また、報告事項・令和8年度事業計画及び収支予算について説明し、了承を得た。
総会で挨拶に立った酒井会長は、昨年、同協会が創立10周年を迎えたことに感謝の意を示したあと、物価高や資材の高騰による影響で経営に苦労している会員が多いのではないかと労った。そして、新たな森林・林業基本計画が公表されたことにも触れ、大きな時代の変わり目に当たると指摘。「力を合わせて、この難局を乗り越えていきたい」と、会員らに呼び掛けた。
続いて、林野庁林政部長の清水浩太郎氏らによる来賓挨拶のあと、総会議事が進行。このうち令和8年度事業計画及び収支予算においては、「木質バイオマスボイラーの導入コストは石油ボイラーより高いものの、燃料コストが相対的に低位であることから、石油価格の高騰は、木質バイオマスボイラーへの切り替えの契機となり得る」などと指摘。FIT(固定価格買取制度)・FIP(市場価格にプレミアムを上乗せする制度)支援の終了を見据えた同制度の適切な運用や、林地残材を含めた燃料材利用の推進などに取り組むことを報告した。






