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令和8年7月6日発行 第3604号 掲載

電動キャリアSATSUKIを披露/ササキコーポレーション

 ㈱ササキコーポレーション(佐々木一仁社長・青森県十和田市大字三本木字里ノ沢1の259)は、6月23―25日に愛知県常滑市のAichi Sky Expoで開催されたAGTS農業展in愛知に出展し、「スマート追従畝またぎキャリア SATSUKI」の展示・実演を進めた。同機は今年3月に発表した新製品で、移動する作業従事者や機械に自動で追従する電動のキャリア。露地野菜生産における移植あるいは収穫作業の省力化、効率化に大きく貢献する。出荷開始は7月からで、その直前に広く農業者に機能を紹介する場を作った。
 同機は、AIがリアルタイムで認識し、最適な距離で栽培畝、移動する移植・収穫機や作業従事者に追従し、収穫物などを運搬するキャリアで、最大積載量は300㌔。人手不足の解消、作業の省力化・効率化、また、スマート農業の実装による農業現場への若い世代の誘因といった目的で開発され、7月から出荷を開始する。発表以来、市場からの反応は早く、用途拡大に向けた期待も同社には寄せられていた。
 初日の展示会会場で佐々木社長は、「発表してから反響が大きかった。苗の移植に最適という声も聞かれた。苗は、軽トラに積んでから植えるまでの時間が長いと乾燥してしまい活着が悪くなる。SATSUKIならば軽トラ1台分は積めるため作業時間が短縮でき、苗にとってもいい状態のまま植え付けられるメリットがある。世の中に追従する機械は多々あるが、畝に追従するなどの機能は、農業に携わってきた我が社だからこそ開発できた製品」と話し、これからの新たな需要開拓に力を込めた。
 今回の展示会は、同機の機能を広く農業者に紹介する初の披露の場となり、数多くの参観者が実演に熱い視線を向けながら、様々な場面での同機の挙動あるいは安全性の確認など、興味深く質問を寄せていた。
 「スマート追従畝またぎキャリア SATSUKI」は、機体左右に配置した4つの高性能超音波センサーが、畝や作物との距離をリアルタイムで測定。AIが畝を瞬時に検知・判断し、左右ホイールの回転速度を個別に微調整することで、常に畝の中心を捉え続ける。
 このため、作業者は収穫作業に集中でき、長時間の作業でも腰や肩への負担を最小限に抑えることができる。また、3Dステレオカメラの映像からAIが「マーカー」または「作業者」を認識し、自動で追従。作業者が復数いる現場でも、マーカー追従モード時はマーカーを捉え、人追従モード時は最短距離にいる人を自動判別して追従していく。
 安全装置として、3Dステレオカメラ・超音波センサー・バンパースイッチを備え、追突などの予期せぬ事態を防ぎ、自動走行時における作業者の安全を確保。加えて、電動のため排気ガスがなくハウス内の作業にも適し、音が静かで早朝や夕方でも音を気にせず作業できる。キャリアの幅・高さ及びタイヤの幅が調整可能で多様な畝にフレキシブルに対応。スイッチ1つで荷台の高さ調節ができ、収穫時やトラックへの積み込み時など、最適な高さに合わせ作業をサポートする―などの特徴がある。

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