売上高は8100億円、13.7%増/クボタ・2026年12月期第1四半期決算

㈱クボタ(花田晋吾社長)は8日、2026年12月期第1四半期決算〔IFRS=国際財務報告基準〕(連結)を発表した。それによると、第1四半期の連結業績(2026年1月1日~2026年3月31日)は、売上高は前年同期比975億円(13・7%)増加して8100億円となった。国内売上高は機械部門、水・環境部門、その他部門とも増収となり、前年同期比197億円(12・0%)増の1844億円となった。海外売上高は機械部門及び水・環境部門で増収となり前年同期比778億円(14・2%)増の6256億円となった。農機・エンジン部門は、前年同期比540億6700万円(11・2%)増の5349億6200万円、うち国内は146億8800万円(21・6%)増の825億4800万円となった。
損益面では、営業利益は米国関税の影響によるコスト増加や諸経費の増加などの減益要因はあったが、為替の改善や機械部門での北米を中心とした増販益や価格改定などにより前年同期比364億円(59・1%)増の980億円となった。
税引前利益は前年同期比397億円(62・8%)増加して1028億円となった。法人所得税は246億円の負担、持分法による投資損益は10億円の利益となり、四半期利益は前年同期比310億円(64・5%)増の791億円となった。親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期を319億円(77・2%)上回る733億円となった。
日本市場の状況については、①農機市場は、稲作農家の堅調な投資意欲を背景に、引き続き成長基調で推移している②小売は需要を着実に捉えながら堅調に推移し、前年を上回る③卸売・生産の状況は、旺盛な需要に対応し増産体制への移行を着実に進め出荷を促進、としている。
機械部門の概況は次の通り。
売上高は前年同期比14・9%増加して7008億円となり、売上高全体の86・5%を占めた。国内売上高は前年同期比19・1%増の904億円となった。主に農業機械及びエンジンの増加により増収となった。
海外売上高は前年同期比14・3%増の6104億円となった。北米では、建設機械は安定的な住宅投資に加え、公共投資および民間建設需要を背景に市場は堅調に推移した。トラクタは景況感の影響を受けたUVで調整局面が見られたが、農用市場は畜産関連の作物価格の安定により堅調に推移した。欧州では、トラクタ市場は農産物価格動向の影響が続いたものの、低馬力帯を中心に下支えが進み、全体としては前年水準を維持した。建設機械市場は各国政策の具体化を背景に需要回復が継続している。アジアは、タイでは、作物価格の低迷や燃料・肥料価格の上昇により稲作市場、畑作市場共に縮小し販売も減少した。インドでは、政府による農村支援策や良好な作柄を背景に市場の成長が継続し、販売が増加した。
当部門のセグメント利益は、米国関税の影響によるコスト増加や諸経費の増加などの減益要因はあったが、為替の改善や北米を中心とした増販益や価格改定により、前年同期比45・0%増加して797億円となった。
なお、当期(2026年12月期)の業績見通しについては、「地政学リスクや関税政策変更により需要やコストへの影響が想定されるが、流動的な要素もあるため現時点では前回発表時(2026年2月12日)から変更していない」とした。業績見通しにおける想定為替レートは1㌦=145円、1ユーロ=165円






