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令和8年10月5日発行 第3616号 掲載

「いろづけ円盤」本格発売へ/トーホー工業

 発泡スチロールの特性を活かして開発したEPSアグリハウス、水耕栽培用定植パネル、いちご輸送専用容器などの農業用資材を供給するトーホー工業㈱(近藤大輔社長・大阪府大阪市中央区南本町2の2の9辰野南本町ビル9階)は、リンゴなどの色づけ作業の省力化を図る新資材として、「いろづけ円盤 」(特許取得済)のモニター試験を続けており、来年にも本格販売に移る方針だ。

 従来の果実の色づけは、反射シートを用いるのが一般的。しかし、果樹下でシートのしわやたるみを回避して平らに固定する作業は厳しい肉体労働を伴う。また、敷設後は汚れの除去や雨水の排水に注意を払うなど、手間のかかる作業が数多くあった。

 わずか約500㌘の「いろづけ円盤」は、これらの課題を解決。樹下に3、4枚程度置いておくだけで果実の色づけを助ける。作業性試験では、7~8倍早く作業が終了したとの試験結果を得た。昨年9月に青森県内で観測した日最大風速 11・4㍍/秒の環境下、従来の反射シートは突風にあおられて剥がれ、木に巻き付くものも見られたが、「いろづけ円盤」は、ずれているかどうかさえ分からないほど、ほとんど動かなかったとの報告がある。

 送風機を用いた耐風試験では、設置角度0度の場合、風速12㍍/秒時に移動、同20度では風速25㍍/秒時に移動との結果で、 強い風でも安定設置という結果を示した。

 他方、採取した果実の着色量を比較した試験では、反射シートを用いた場合と同等に色づいたとの結果が出ており、取り扱いやすさにおいて、「いろづけ円盤」のメリットが証明された。

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