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令和8年11月2日発行 第3620号 掲載

京都で農業機械士全国大会/全国農業機械士協議会

 全国農業機械士協議会(小川雅器会長)は10月23日、京都府亀岡市のサンガスタジアム by KYОCERAで、第49回農業機械士全国大会京都大会を開催した。農機の効率利用や農作業事故防止についての情報を共有し、農業機械士の活動強化につなげることを目的に同大会は開催されている。当日は全国から107名が参加した。

 大会に先立ち、第51回全国農業機械士協議会通常総会を開催。令和7年度の事業報告や決算、令和8年度の事業計画などを審議した。前年度は農作業安全見回り活動828件、トラクタの低速車マーク装備状況調査784件を実施。熱中症予防研修方法の検証も進めた。今年度も事故防止活動や技能向上、組織の育成・強化に取り組む。

 また、第50回全国大会は令和9年度に栃木県で開催することを決めた。

 続く全国大会式典で小川会長は「農業機械士の大きな特徴は自らが生産者であること。どんなに優れた安全対策も農業者自身が納得し、実践しなければ意味がない。同じ地域の仲間からの助言には説得力がある」と強調。安全情報を現場に届け、1件でも事故を減らす活動が農業者の命と地域農業の未来を守ると訴えた。また、近年の猛暑を踏まえ、熱中症対策の一層の強化を呼びかけた。

 式典では農業機械士組織の発展と事業推進に貢献した功労者8名を表彰した。続く大会決議では、農機の安全かつ効率的な活用に向けた知識・技能の研鑽、関係機関と連携した農作業事故防止、若手農業機械士の育成や新規会員の確保などを掲げ、組織の活性化に向けて結束を確認した。

 京都府農業機械士協議会による活動事例報告では、山田一徳会長が刈払機やトラクタの安全使用を中心に、地域で進める講習会の取り組みを紹介。共通教材の活用や講師の研修を通じて指導内容の充実を図り、農業法人や新規就農者など幅広い対象に安全意識を浸透させる活動を伝えた。

 講演では京都機械工具㈱(KTC)が「安全な工具の使い方」をテーマに、整備時の締め付け作業に欠かせないトルク管理を解説。さらに、㈱しんやさいの石﨑信也代表取締役が農福連携の取り組みを、亀岡クルベジファーマーズの井上保治会長が亀岡の有機農業に関する活動を紹介した。翌24日は現地視察研修を行った。

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