公園芝生地の管理技術向上/日本芝草学会がガイドライン

日本芝草学会(赤嶺光会長・琉球大学教授)の検討組織として設置された「公園等芝生管理ガイドライン作成委員会」(外木秀明委員長)はこのほど、8月10日開催の会議で取りまとめた各地の公園芝生地管理の実績事例を学会内専門委員会サイトに進捗報告として掲載し、管理のあり方に関する新たな技術情報として発信している。特に不十分とされる公園芝生地の芝生管理のあり方を改善していく上で参考となる方策などを示しており、今後の技術的な指針として期待される。
同委員会は2024年6月に発足した。芝生の利用では面積的にも広い公園での芝地管理の現状があらゆる分野の国内芝生地と比較して十分とはいえないことから、管理のあり方、指標を示すことが必要だとして検討、協議を重ねてきた。
公園管理を管轄する国土交通省公園緑地・景観課の担当者との意見交換や公園芝生管理の実態調査を兼ねた現地ヒヤリングなどを実施。①公園の芝生管理に必要な情報提供を行うこと②利用者が最大限有意義に芝生地を利用できることを目標に掲げて活動を展開してきた。公園芝生地での管理レベルをあげるのが目的だ。
昨年の時点で協議してきた内容を報告という形でとりまとめ、また、今年の東京農業大学での日本芝草学会春季大会でも経過報告を行った。
このほど示された公園等芝生管理ガイドライン作成員会進捗報告は、各地の公園での芝生地管理実績の事例を取りまとめたもの。最初に「公園内芝生地管理の基礎資料」として管理レベルに応じた刈り込み回数、刈りかす集草・搬出、施肥、雑草処理、散水、殺菌剤・殺虫剤散布などの基礎的な作業の進め方を掲載。
その上で「進捗報告 公園芝生地管理ガイドライン委員会」と題して実績を紹介し、最後に公園芝生地管理ガイドライン年間実績表を示して現場の参考事例をさらに拡大した形にした。
委員会は、現在の公園での芝地管理は、特に芝刈り回数をはじめ、施肥や薬剤散布など、良好な状態を維持していく上では、「現代の芝草管理にそぐわない」として管理技術の向上を図る。ガイドラインの有効活用を広げていく考えだ。






