36.7%増の3兆1377億円/農林水産省・令和9年度概算要求

農林水産省は8月31日、令和9年度農林水産省関係予算概算要求を取りまとめて公表した。総額は3兆1377億円で、前年度比36・7%増の大幅な増額要求となった。このうち4272億円は「『強く豊かな日本』投資枠」とし、これを活用して、農地の大区画化や共同利用施設の再編集約、スマート農業技術の開発、農業機械の導入などの支援を進め、日本成長戦略等を踏まえた潜在成長率の引き上げを図る。また、農林水産業の構造転換による成長産業化及び食料安全保障の強化として、新たな水田政策の創設に3565億円、スマート農業技術活用促進集中支援プログラムに796億円などの予算を要求した。
令和9年度予算概算要求では、「日本成長戦略等を踏まえた潜在成長率の引き上げ」と「農林水産業の構造転換による成長産業化及び食料安全保障の強化」を2本柱に、①新たな水田政策の実施②農業構造転換集中対策期間において機動的・弾力的に対応すべき事業の実施③「食料安全保障強化政策大綱」を踏まえた食料安全保障の強化に向けた対応―などに係る経費等を求めた。
日本成長戦略等を踏まえた潜在成長率の引き上げについては、「『強く豊かな日本』投資枠」4272億円を活用。農業構造転換集中対策の着実な推進に2904億円を要求した。内訳は、▽農業農村整備(農地の大区画化等)=739億円▽共同利用施設の再編集約・合理化等=1048億円▽スマート農業技術・新品種の開発、農業機械の導入=951億円▽輸出産地の育成=165億円など。
このうち、スマート農業技術に関連した取り組みについては、重点開発目標に定めるスマート農業技術の開発やスタートアップ等への支援、生産性の抜本的な向上を加速化する新品種の開発、及びこれらに必要な農研機構の拠点施設整備等を実施するとともに、担い手やサービス事業者等の生産性向上に資する農業機械の導入、農業高校・農業大学校や研修農場におけるスマート農業教育・研修環境の整備、畜産・酪農の施設整備及び機械導入、飼料生産組織等の省力化機械の導入などの支援をあげた。






