サタケ、静岡製機が受賞/農林水産省など・民間部門農林水産研究開発功績者表彰

農林水産省及び公益社団法人農林水産・食品産業技術振興協会は20日、令和8年度(第27回)「民間部門農林水産研究開発功績者表彰」の受賞者を発表した。農林水産業及び関連産業に関する研究開発のうち、民間が主体となって行っているものについて、優れた功績をあげた個人または団体を表彰を表彰するもの。業界関連では、農林水産技術会議会長賞に「真吟精米を可能にした酒造精米機開発」で、㈱サタケの川上晃司、伹馬史朗、室井佑介、平田悠達、サタケグレインマシナリー㈱の梶原一信の各氏が選ばれた。同じく農林水産技術会議会長賞に「近赤外分析計による米成分の高精度測定技術の開発と社会実装」で、静岡製機㈱の石津裕之氏が受賞した。
表彰式は11月12日、東京ビッグサイトで開催される「アグリビジネス創出フェア2026」会場内で行われる。
業績概要をみると、サタケの酒造精米機開発は、米の厚さ方向を効率的に削る「真吟精米」を確立した。立方晶窒化ホウ素の砥粒を台金に電着したロールを採用し、球形用より砥粒の細かい真吟用ロールを開発することで、1台の酒造精米機でロール交換により真吟精米と球形精米の双方に対応可能とした。精米試験では、真吟精米が球形精米より高いタンパク質低減効果を示すことを実証し、醸造試験ではアミノ酸度が低く軽快でキレイな酒質が得られることが確認。原料米の有効利用や酒質の向上など、酒造業への貢献が期待される等と評価された。
静岡製機が開発した近赤外分析計による米成分の高精度測定技術は、米の品質・食味に深く関わる水分、タンパク質、アミロースを非破壊かつ短時間で測定する近赤外分析計「SGE/SREシリーズ」を開発し、共乾施設等へ導入した。測定波長域を650~1100ナノ㍍に拡大し、波長分解能を0・2ナノ㍍とするとともに、受光素子の精密温度制御、自動波長校正、受光面積の拡大、光路長の自動調整などの技術を組み合わせることでアミロースの高精度測定を可能としたなどとしている。




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