重松工業:みかん選別機、大径ドラムで能力向上/佐賀県特集

野菜や果物の選果機などを製造・販売する重松工業㈱(重松寿充社長・佐賀県唐津市浜玉町浜崎1853)の「みかん選別機」は、玉抜けの良さと作業効率を追求した選別機だ。直径390㍉の大径選別ドラムを採用し、選別能力を高めているほか、有効幅480㍉の設計により、1時間当たり1㌧以上の処理能力を実現している。
大きな特徴は、ドラム交換のしやすさだ。面倒なカバーやボルトを取り外す必要がなく、フレーム側面の排出口上部にあるフックを外すだけで交換できる。品種や規格の変更にも素早く対応できるため、作業負担の軽減につながる。同社の開発担当者は「単純な構造にすることで壊れにくく、セルフメンテナンスできることが強み」と話す。
果実への配慮も特徴で、ミカンを傷つけないよう、ドラム穴の縁には面取り加工を施しており、品質を維持しながら選別作業が行える。選果場向けと、S・M・Lなどの細かいサイズ設定ができる個人農家向けの2種類があり、最近は後者の注文が多いという。
このほか、ウメ・クリ、タマネギ、バレイショ、ミニトマトの選別機なども展開している。個人向けの選別機は倉庫で使うことが多く、バレイショなどは土ぼこりが多いため、今後は倉庫内の換気など空気環境の対策にも取り組むという。同社はもともと、果樹園にケーブルを張り、生産物を運ぶロープウェイを設置する企業だった。生産者の困りごとを解決する姿勢は、現在の開発にも通じている。▽問い合わせ=同社(電話0955・56・6939)






