米代トラック:最先端の車両・機械導入/林業・環境機械展示会特集

米代トラック㈱(梅村春男社長・秋田県能代市二ツ井町字五千苅47の6)は、素材生産から輸送、木くず・廃材の運搬、植林、育林を一貫して手掛けている。県内に30㌶の自社所有林を持ち、素材生産量は年間3万立方㍍。年間約50万立方㍍の原木やチップを運ぶ。事業を支えるために欠かせないのが最先端の車両や高性能林業機械だ。
保有車両は約60台。ヒアブ付きトラックやセルフ付きトラック、フルトレーラー、ダンプなど様々。中でもキャビン付きの原木運搬車は、天候に影響されずにキャビン内のスイッチで操作できるので現場環境改善に役立つ。キャビンは上下に昇降し、高い視点から作業エリアを見渡せる。
2021年にはハイビジョンクレーンを導入した。木材運搬を目的とした林業用クレーンはトップシートでの操作が基本だが、ハイビジョンは助手席に座ってVRゴーグルに映し出される3D映像を見ながら、2本のジョイスティックでクレーンを操作する。
高性能林業機械はハーベスタ4台、フォワーダ3台、フェラーバンチャ6台、グラップル7台が活躍。ラジコン草刈機やドローンも活用している。安全性向上のためには危険な場所での作業を機械やロボットが代行することが重要。作業効率化や軽労化を図るためにも積極的に設備投資してきた。将来的には所有林100㌶を目指して、事業を拡大していく。そのための人材確保が課題であり、リクルートを強化しているところだ。
同社は1943年に米代川流域の運送会社3社が統合して設立。地域の顧客に育てられ、80年以上にわたって運送業を営んできた。4代目の梅村社長は「次世代につなぐ森を作るために常に10~20年先を見据えた経営を心がけている。設備投資を強化し安全で魅力的な産業にしたい」と話す。






